2024/08/15

聖火リレー参加記(2020東京オリンピック) 


健康づくり史番外編(2021.7 54歳)



2021.7に東京2020オリンピック聖火リレーに参加しました。

写真の一番右奥が私です。






私自身の記録として、選出までの経緯を含めて、過去のメールなどを見つつ思い出しながら記載したいと思います。

抽選に向けて行動を起こしたのは2019.8下旬。


2019.8
通勤途中にたまたま目にした聖火ランナー募集のWebページで、募集期間があと数日で終了することを知りました。
当時は非常に仕事が忙しく、通勤電車の中でも仕事をする有様でしたが、その通勤電車に乗っている時間を利用して確か400字程度の応募に必要な文章を書きました。これも記憶が定かではありませんが、応募は自身の自治体+5社程度のスポンサー企業経由で申し込むことが出来、重複はOKとのことだったので6つ申し込みができるのですが、十分な時間が取れず、4つ程度申し込んだ記憶があります。
応募文章(※1)に何を記載するか迷いましたが、選定にあたっては独自性や希少性が重要だろうと考え、盲導犬の候補犬育成ボランティア活動を中心に記載しました。



2019.12.25
聖火ランナー選出(当選)
2019.8の最初の応募以降1回目の書類審査通過の通知がくるとともに、二次審査に向けてさらなる対応を求められました。この時のテーマや記載した内容は記録が残っていませんが、その後クリスマスの日に次のメールが届きました。ものすごくうれしかったことを記憶しています。

はじめまして。
2019年も残すところ、あと僅かとなりましたが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

私たちは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
(以下、「東京2020組織委員会」)において、
「東京2020オリンピック聖火リレー」の聖火ランナー関係の業務を
担当する「東京2020オリンピック聖火ランナーデスク」と申します。

ここで、私達から、あなたに素敵なお知らせがあります。

-------------------
おめでとうございます!!
厳正な審査の結果、
あなたは、正式に東京2020オリンピック聖火リレーの
聖火ランナーに選ばれました!
-------------------

もうすでに、あなたが申し込みをされた応募先からお聞きになっている
かもしれませんが、このメールが東京2020組織委員会からの
正式な通知です。
その喜びをご家族やお友達など、みんなに伝えてください!
.....



2020.1
聖火ランナーは全員
  • 大切な人との絆にまつわる具体的なエピソード
  • 聖火ランナーとして走ることへの意気込み
  • 地域に伝えたい想い、または地域から発信していきたい想い 

を登録することとなっているようで、その登録内容(※2)の最終確認がありました。


2020.3
初旬に走行日と時刻などの連絡があり、いよいよ近づいてきたと思っていた矢先、その約3週間後にコロナの影響により延期の連絡がありました。当時オリンピック自体もどうするのか世間的に議論になっており、併せて聖火リレーがどうなるのか気をもんでいました。


2020.12
延期されたことにより、再度2021.7聖火リレーの走行意思確認があり、もちろん快諾。


2021.3
ニッセイより応援グッズが自宅へ届く(私はいくつかのルートで応募したうち、日本生命経由のものが当選しました)


2021.6
約7万円で聖火リレートーチ購入。聖火ランナーに限り、聖火リレー当日に自分で使ったトーチを持ち帰ることができるというもの。約1か月前までに購入意思を示すこととなっており、少々高額なので迷いましたが、誰でも購入できるものではないこともあり一生の思い出と思って購入しました。


2021.7 走行予定日の約1週間前
まん延防止等重点措置を受け、公道での聖火リレーを中止し、もともとセレブレーション会場として予定されていた陸上競技場で点火セレモニーのみを行なうこと、聖火ランナー1名につき最大4名の家族・友人の入場が認められる旨連絡あり。公道を走ることが出来たらどんなに良かったかと思いますが、あの状況下では仕方なかったと思っています。


2021.7 走行予定日の2日前
NHKより「聖火リレーデイリーハイライト」で私のことを紹介したい旨連絡あり。この番組は聖火リレー当日のハイライトを5分にまとめて毎日放送しているもの。
もちろん紹介することを快諾。その後走行日の夜(確か当日の23時ころ放送)まで約2日間にわたり、紹介時の写真送付やテロップ確認など頻繁にやり取りしました。
本放送は走行日当日の夜と翌朝のニュースで放送されました。こちらも一生の思い出となりました(もちろん録画しました)。
ちなみに、聖火ランナーの当選倍率は確か約100倍程度、毎日100人前後走る中で本放送で紹介される方が4~5名なので約20倍とすると、約2千倍の確立に当たったことになると思うと感無量でした。


2021.7 聖火リレー走行日当日
事前に当日のスケジュールがメールで送付されてきました。それ自体なくしてしまったのですが、分単位で記載されていたことを記憶しています。
確か午後一に会場へ集合。
その後体育館で全員に向けた説明会があり、その場で全員へトーチが配られました。多分70~80名くらいだったと思います。
説明会の隙間時間で周囲の聖火ランナーといろいろ話をしましたが、過去にオリンピックに出場した方や、地域貢献活動をしている方などみなすごい方ばかりで、「なぜ私なんかが選ばれたんだろう。。。」という気持ちになりました。また、この場で周囲の方のほとんどは、トーチは自身で購入したのではなく、スポンサーが費用を負担してくれたと話しており、(私は自己負担だったので)この点は少々残念に感じました。

右奥が私
その後競技場で点火セレモニー。このような感じで間隔をあけつつ15~16人程度が並びました。観客席は聖火ランナーの家族や友人(各4人まで)と関係者のみだったので隙間だらけでした。
右側が私
このような感じで聖火を順次リレーしていき、その後会場に設置された聖火台?に点火するというものでした。メディアの方たちがカシャカシャと写真を撮ったりカメラを回したりしてくれ、少々スター気分が味わえました。
右奥が私
その後全員が体育館へ戻り、このセレモニーに臨むにあたっての意気込みがどうであったか、実施しての感想はどうかなどについて一人一人インタビューを受け、その様子がWebページにアップされていました(いまはもうありませんが)。

また、私の場合はNHKの収録がところどころであったり、完了後には新聞の取材を受けたりなど、一生の良い思い出となりました。

これは当時預かって育てていたパピーと共に後日自宅で撮った写真です。










予定通り公道で一般の方たちに囲まれて聖火リレー、トーチキスが出来たらどんなにか良かったかと思いますが、あの状況では仕方なかったですね。。。。
ボランティアの方たちを含む関係者は大変だったのだと思いますし、選手の方たちはより一層そういう気持ちが強かったと思います。
先日まで開催されていたパリオリンピックでは「東京はこうだったな」と思い出しながら観戦しました。




※1 応募の際の文章

街づくり・持続可能性
私は家族ぐるみで盲導犬の育成ボランティアを務めています。既に6年間続けており、現在は4頭目のパピーを育てています。 生後約2か月で盲導犬協会から預かり、その後約1年間育てます。預かるときは体重が5~6kg程度しかなく、また排泄も決まった場所でできなかったり夜はケージに入れると泣き続けるなど大変な状態がしばらく続きます。しかし家族皆で楽しく過ごしながら躾けを続けることで、排泄の場所を覚え、家族や家のことを覚え、散歩でも落ち着いて歩けるようになり、近所の犬とあいさつを交わすようになるなど、徐々に成長していることを実感します。1年後には体重が20kgにもなります。
1年間家族同然で過ごした後に協会に返す際の別れは大変つらいものなのですが、犬にとっては我が家からの卒業です。 私たちのこの活動が目の不自由な方々が自由に行動できることに貢献しているという充足感を糧に、これからも家族一丸となってこの活動を継続する所存です。


※2 聖火ランナープロフィール

【大切な人との絆にまつわる具体的なエピソード】


私は家族ぐるみで盲導犬の育成ボランティアを務めています。既に6年間続けており、現在は4頭目のパピーを育てています。 生後約2か月で盲導犬協会から預かり、その後約1年間育てます。預かるときは排泄も決まった場所でできなかったり、また夜はケージに入れると泣き続けるなど大変な状態がしばらく続きます。しかし家族皆で楽しく過ごしながら躾けを続けることで、排泄の場所を覚え、家族や家のことを覚え、散歩でも落ち着いて歩けるようになり、近所の犬とあいさつを交わすようになるなど、徐々に成長していることを実感します。 1年間家族同然で過ごした後に協会に返す際の別れは大変つらいものなのですが、犬にとっては我が家からの卒業です。 私たちのこの活動が目の不自由な方々が自由に行動できること(つなぐ、支えあう)に貢献しているという充足感を糧に、これからも家族一丸となってこの活動を継続する所存です。


聖火ランナーとして走ることへの意気込み】


盲導犬育成ボランティアをしている私が走ることで、体の不自由な方へ少しでも勇気を贈ることができればと思っています。また、私は趣味でマラソンとトライアスロンをやっており、多くの大会に参加してきました。日頃よりスポーツを通して自分自身の成長につなげるとともに同時に周りの方に勇気を贈ることができればと思っています。今回聖火ランナーとして走ることで今後もスポーツを継続するという自分自身の決意につなげたいと思っています。

【地域に伝えたい想い、または、地域から発信していきたい想い】

私は現在我が家で取り組んでいる盲導犬の育成ボランティアの活動を通し、体の不自由な方であっても自由に楽しく生活できる街づくりに貢献していると思っています。地域には別の形で街づくりに貢献している人は多くいると思います。その方々を含めた地域の人々が聖火リレーを機会に一堂に集い、それが地域の一体感を高めることにつながれば何よりです。





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